「月と太陽」続篇! 迫力美人・椿と、ダメチンピラ・将大(まさひろ)のアメムチ調教ラブ再び❤ 幸せな二人の前に現れたのは、椿の後援者という男で……!?
https://shinshokan.co.jp/comic/978-4-403-66689-6/
発売日:2019年08月01日 本体価格:630円(税抜)
ディアプラス・コミックス 「華と楽」
「俺は 人生で初めて 好きな人ができた めっちゃ美人の ごっつい男————」
なんといっても美麗な人物絵を描かれる阿部あかね先生。数多の単行本に登場する長髪男子達を麗しく描かれます。 前作「月と太陽①②」の続編となり、
女装美人メイクアップアーティスト椿×組長のチンピラ息子将大のスイート&ハード調教ラブ❤︎
本作では主に、
将大が自分の置かれた立場に悩み葛藤し、仕事をバリバリこなす地位も名誉もある椿との差、そしてそのまま二人の関係にも悩んでしまう
というお話が展開されます。 一方で椿には、キャリアアップのためニューヨークでの仕事の誘いが……。
また誘ってきた武田というおじさんが濃いです。ギラギラ系です断るのきついです。
焦る将大を煽り続けるのは、将大の弟将太(しょうた)。 キノコ頭で口が悪く、いつも人に意地悪ばかりしているような彼ですが、今回非常に可愛らしい面を見せてくれます! 弟の溢れる本音、そして尊さが詰まったシーンは必見です。 阿部あかね先生もあとがきでキノコ頭君について言及されているので、これは彼の続編が期待できるかもしれません……!
将大、椿に攻められる。
ハード調教ラブということで、ガーターベルトにストッキングの椿さん。キノコ頭君の前で将大になんとも大胆な要求をします。 この辺り急展開しますので、椿の本気に圧倒されること間違いなし。
本作に限らず阿部あかね先生は、色気のある切ない表情が本当になんともいえない妖艶さがありますね。 そしてキャラクターの喋る関西弁のテンポがいいこと。読んでいて楽しくなります!
椿と将大、それぞれの生きる世界での葛藤と成長を描いた「華と椿」。ラストには少しうるっとするような感動シーンが……。ぜひ彼らの行く末を見守りましょう。
以上、個人的レビューでした! 阿部あかね先生の作品は作家買いしてます。絵も顔の描写もストーリーもバランスの良さもテンポも色気も全てどツボとなってます。 ぜひオススメしたい作家さんです!
Dear+コミックスでは他に、
「奪われることまるごと全部」 「好きというのになぜかしら」 「なりっぱなしの愛の鐘」
「振り返ってみてみれば?」 「恋をするならこの街で」 「傷ついてロマンス」
「愛が待ってる」 「愛があるならいいじゃない」 「いつもあなたの事ばかり」
「花にくちづけ」 「花といっくん」 「月と太陽<全②巻>」
と計13冊もの単行本を出されています。 1巻完結物もあれば、タイトルは変わりますが2〜3冊でお話が繋がっている作品(今回の「月と太陽①②」と「華と楽」のような)もあり、読み進めるにはあまり冊数が多いとは感じないかと思います。
全体として、アングラなものからハッピーライフなものまでジャンルは多岐に渡りますが、どれもテンポが良くあまりにシリアスなものや文字数の多いようなものは無いので、非常に楽しく読めるのではないでしょうか。
上記の既刊について、またレビューを書きたいと思います! ではよいBLライフを★