何度離れてもまた君を好きになる。「性欲処理」呼ばわりされて別れた元カレ太一と、大学でまさかの再会を果たした直人!ガッツリ過去の怒りを引きずっていた直人だったけど、高校時代に比べ成長した太一に少しずつ心を許し始める…。そんな中、友達のふみちゃんが太一に恋しているらしく…?友達だと相性バツグンなのに“恋愛”になった途端うまくいかない、傷だらけの恋愛譚! 描き下ろしは“おもらし”です♥
https://www.b-boy.jp/comics/100888
発売日 2015/10/10
定価 740円+税
レーベル BE×BOY COMICS DELUXE
Contents
▽「エスケープジャーニー」登場キャラクター
太一(攻):硬派、人見知りな大学一年生。元々理系だが、なぜか文転していた。
直人(受):一見チャラい大学生。ウェイウェイしている。普段眼鏡。豆乳好き。
ふみちゃん:二人と同じ大学に通う。ほんわかしている良い子。
ミカ:ふみの友達。はきはきした女子。直人からはミカりんと呼ばれる。
(※ちょくちょく出てくる女子二人ですが、嫌味なく、とてもいい活躍をしてくれます。)
▽「エスケープジャーニー」ストーリー
大学生の、戸惑いながらも自分たちのあるべき愛の形を探っていく物語。
各話毎にご紹介していきます。
【1st escape】
――――大学生活初日。
心機一転わくわくしていた直人の前に、高校時代に喧嘩別れした元彼太一が現れた!
友達もクラスも被り、仕方なく仲良くする流れに。
恋人としては上手くいかなかったが、友達としてなら最高に楽しかったことを思い出す直人だった。
ある日飲み会の帰り、酔っ払った直人を自宅に連れ帰る太一だったが、そのまま勢い&流れで体を重ねてしまうのだった。
ハッピーに始まる予定だった直人の大学生ライフは、太一の登場で様相を変えます。
元彼とどう接していいのか分からないままに仲良くして、友達に戻りつつあったが、いかんせん元彼なので、酔った勢いでやってしまったよ、という1話。
テンション高いウェイウェイした会話が沢山出てきます。
会話のテンポが速くて口語が絶妙にリアル。
本当に会話が聞こえてきそうな感じ。
そして1話からまあエロいです。
受けの直人がなんか切羽詰まって変な体勢になりながら受けしてるのと、太一がオス感を初っ端から出してくるのと、生々しいーーーってなります。
最高。
【2st escape】
――――「ふみが太一君の事、気になってるから協力してほしい」とミカから頼まれた直人。
そして直人・太一、ふみ・ミカの四人で水族館へ遊びに行くことに。
当日、なんとなく距離の近い太一とふみちゃんを見てもやもやする直人だったが、その最中、太一がある行動に出る。
ロマンチックすぎる……!
今回、超見所が二か所ある感じです。
本当にここは感動しました。
まず水族館での場面。
ミカふみ太一直人で並んで大きな水槽を眺めていた時、太一が直人の手を後ろからこっそりと握るシーン……。
すっっっばらしい。
素晴らしすぎ。
あー。すごい。
その太一の行動に中てられた直人は、このまま太一の家に行きたいと話す。
我慢できなくなった模様。
そして致すのですが、途中直人の切羽詰まって推し出されたみたいな言葉が最高です。
それがこちら。
”「足りね 友達じゃ ガマンできない」”
神。
神の一言。
【3st escape】
――――出会った頃の二人を思い返す。
高校のクラスで席が前後になって、友達に。
付き合うようになって、喧嘩して分かれて。
友達だと上手くいくのに、恋人だとダメになる。
そんな当時を覚えているのに、また付き合い始めてしまう。
高校時代、二人の徐々に近づいていく距離感がとてもリアル。
同じく、描かれる直人の心内も鮮明で、二人の関係はこれで正しかったのか・本当によかったのか、と揺れ動くのもそのまま伝わってくるよう。
【4st escape】
――――「友達でよかった」
大学で再会し付き合い、また喧嘩別れをした。
結局、直人は太一と、何になりたかったのかわからないまま……。
高校の時、喧嘩別れの際”性欲処理係”と揶揄されたことが頭を過ぎる直人。
セ○クスだけじゃなく、お家デートをしようと太一に持ちかけるも、些細なことで喧嘩。
売り言葉に買い言葉でヒートアップし、太一は直人を無理矢理犯すように抱いた。
こうやってDVに発展するのか……と思ってしまう。
もう、少しずつ少しずつ互いがブチ切れていく様が、どす黒いものが膨れ上がっていく空気感が、なんとも生々しい。
太一から発せられるセリフも「なんで力で俺に勝てると思ってんの?」「もう一発?(殴るの)」など。ひええ。
怖い回でした。
【5st escape】
――――直人はようやく、太一となりたかったものの名前がわかった。
それは、男二人ではおおよそなれないもので……。
直人は、徐々に縮まる太一とふみの距離を遠くで眺めていた。
そして、「太一にはふみちゃんがいる」と結論付けた。
放課後、ミカの用事に付き添って校舎の階段を上ると、ふみが太一に告白する声が聞こえてきてしまう――――。
はーつらい。つらい場面です。
チャラついた発言ばかりのポジティブパリピが、本気でどんどん沼に沈んでく、みたいなシーンが続きます。
重くて、ハラハラします。
【last escape】
――――「俺 好きな人がいるから」
ふみの告白を、太一は断った。
太一は自然と、自身の過去の後悔、変わろうとした事などを吐露する。
直人は太一の努力を知りもしなかった。
そして変わろうとしていなかったのは自分の方だと気付いた。
「直人と一緒に生きていきたい」
それが太一の出した答えで、直人の受け入れた言葉だった。
…………。感動。感動しかない。
この関係性に名前を見つけないと、先が見えない。
恋人になり、友達に戻る――――。
恋人の先は無くて、折り返すだけ……。
こんなこと考えたこともありませんでした。
直人は太一と生きていくことに、どれだけ思い悩んだのでしょう。
【エスケープジャーニー ―描き下ろし―】
――――例の如く飲みの帰り、泥酔した直人を背負いタクシーに乗り込む太一。
車内で「ムラムラする」と言いだす直人を太一は家に連れ帰る。
酔った直人が大胆で可愛い。
そしておもらしのアングルが、良い。
良すぎる。
絶景どころの騒ぎじゃない。
あの、後ろから見て尻の中央にはみ出る玉的な見え方が好きです。
大好き。
最中、略語YTY(優しく丁寧にゆっくり)を作りだす直人。
最後にとびきり楽しそうにセ○クスする二人を見れて幸せです^^
▽「エスケープジャーニー」チャラいbut泣ける。
↑帯に書かれていた言葉ですが、本当にその通りです。
すごく泣けます。
感動の流動がこちらにダイレクトに伝わってくるよう。
キャラクターの心境の移り変わりが、セリフや表情でとても丁寧に描かれています。
付き合う上で喧嘩は付きものですが、その過程も本物そのもので、読んでいて焦ってしまうほど。
喧嘩なんていいことない早く謝らなければいけない……。
そう思ってもヒートアップして、別れに発展する。
複雑な人間模様が丁寧に描かれていました。
▽おげれつたなか先生といえば
チャラい受けが素晴らしい。
話は濃くて一転二転するから、のめり込んで読んでしまうほどに作品が面白いし、それに更にプラスしてR18描写がすんごい。
なんかもう良さがより取り見取り。
良さしかない。
今回はおげれつ先生の描く受けの良さについて書いていきます。
・鼻水
最中、鼻水が絶妙に出てます。
というか汗や涙といった「出したくないのに出てしまう体液」をものすごく艶やかで良い感じに描かれます。
受けが恥ずかしいと感じるポイントを描きまくるので、読んでいて加虐心が煽られます(?)
とにかく鼻水です。
こんなにも欲しいタイミングで描かれる鼻水は稀だと思います。
・様々な体勢
Hシーンの時、体勢・体位のレパートリーが多いように思います。
しかもアングルが結構全体像がわかるような引きのもので描かれてたりするので、分かり易いし把握しやすくて助かります。
細い線で細かく全体を描写されるので、とても美麗。。
プレイは何か道具を使ったり特殊な場所だったりするのではなく、基本生身二人です。
どちらかの自宅で裸で色々なことをしていて、みたいな。
なんかこう、自分たちの身体の接触のみで気持ちよくなろうとしている様が、最高。
セ○クスが楽しそう。
楽しそうセ○クスを神作画で描かれます。
▽「エスケープジャーニー」感動に包まれること間違いなしです
冒頭からチャラさ前回のキャラクターなのに、何度読んでもうるっときてしまう。
不思議な引力を持った作品です。
本当に二人の物語に引き寄せられます。
おげれつたなか先生は、人間模様、心の移り変わり・変化、そういったものを誰よりもよりリアルに伝えてくれる作家さんだと思います。
心動かされること間違いなしの一冊です。
ぜひ彼らの”何かになりたい、なれない”と青春を楽しみもがく姿を、覗いてみてはいかがでしょうか…☆
