クラブのスタッフ・緒方は、店の客で女好きのギャル男・サヤと出会う。
https://www.shinshokan.co.jp/comic/978-4-403-66549-3/
ある日サヤに金を貸し、お礼にサヤの手料理を振る舞ってもらうが……。
Contents
▽攻めの緒方は無表情————?
クラブ常連のサヤが、スタッフの緒方から注意を受けるところから物語は始まります。次第に「勇介」「サヤちゃん」と呼び合う仲になり、そして緒方の気持ちに変化が。周りの人からは心の読めない無表情な人、と思われていた緒方。
唯一、自分の感情に気付いてくれるサヤに対して、段々と好意を寄せるように。
きっと根っからモテるタイプです。手馴れてる感があり、大人の色気が端々に出ちゃってます。割と序盤に出てくる、緒方の刺激的なセリフ「嫌なら他の子にはやめようか?」がモテ男である事を物語っています。ただし俄然硬派っぽいので、決して嫌味な印象は受けません。
▽サヤは健気でエロかわいい受け
健気にクラブ通いをし、朝食(勇介リクエスト)を作り、そしてクラブへと通う。
見た目の派手さに反して、驚くほどかわいい内面を持っています。
そして、なにかとエロいです。黒肌ゆえに、白色で描かれた光沢感のお陰でお肌ぷるんぷるんに見えるんです。肩も胸筋もとても艶やか。そしてなんといっても脇と頸までもが質感的にエロいです。この立体感や質感は、おげれつたなか先生の表現の特徴の一つかと思います。受けのシーンのサヤちゃんも、常に困り顔で口元を抑えていて、それはそれは素晴らしい受けっぷり。
🌹恥じらいが存分にあるタイプの男子です。
見た目は派手ですが中身はいたって好青年というギャップも本当に素晴らしいですね。
▽二人の関係性の変化
性的なことで彼らはぶつかってしまいます。その部分をノンケの緒方が越えるのには、少し壁が高すぎたようです。いつもハイテンション系のサヤには実はトラウマのような過去があり……ということを緒方が知ります。二人はどのようにして乗り越えていくのか。
サヤの過去、そして現在に至るまでの葛藤……その辺りは泣けます。
▽「ネオンサイン アンバー」ドラマCDについても少し…
「ネオンサイン アンバー」のドラマCDも、驚くほど完成度が高いです。 日野さん演じる緒方の安定した低い声はもちろんのこと、サヤの演技がもーーードンッピシャッッッ過ぎて。相当驚きました。ギャル男具合が素晴らしい。詳しくは別で記事にしますのでご興味ある方は是非。サヤちゃんえっちなオスです。
▽おげれつたなか先生
線が非常に繊細な事と、
とにかくキャラクターの表情の変化を事細かに豊かに描かれます。
ほんの少しの目線の外し方だったり口の端の歪み具合だったり目尻の下がり方だったり、本当に人の表情を巧みに描くので、キャラクターの感情がもろにぶつかってきます。感情移入出来過ぎてしまって、キャラが辛そうだとこちらも相当辛いし、逆にくしゃっと笑って嬉しそうだとこちらも胸の奥から嬉しさが湧き出てきます。そういった描写のお陰で、物語をより深く味わえるのかなと思います。リアルなんですよね、なにもかもが。
▽バーテンダーと似非パリピ、恋の行方は
最高に応援したくなる二人です。サヤが非常に可愛いので、読んでいて「ぬぅ……ッ」となること間違いなし。おすすめです♪