【感想】「ギヴン1」キヅナツキ


2020年8月22日(土)より映画公開スタート!

キヅナツキ先生の大人気BL作品「ギヴン」第1巻の感想をご紹介します。


「ギヴン」コミックス公式サイト▷▷ 新書館『ギヴン』

「ギヴン」映画公式サイト▷▷ 映画『ギヴン』



https://twitter.com/kizu_ntk/status/959302229747355650?s=20
キヅナツキ
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奥まで刺さって、ぬける気がしない。
真冬の声は、狂気で凶器だ。好きだったはずのギターも、
おもしろかったはずのバスケも、
くすんで見え始めたある日。
上ノ山は、壊れたギターを抱えた真冬と出会う。
ギターを修理してやったら、途端に懐かれるが、
偶然聴いた真冬の歌が、上ノ山に刺さって――。
キヅナツキが描く、裸のオルタナティヴ・ラブ!

https://www.shinshokan.com/given-comic/COMICS.html

発売日:2014年 11月29日


★現在漫画単行本6巻、ドラマCD、昨年ノイタミナ枠にてアニメ放送、アニメ映画化。


ものすごい勢いでメディア展開がされているギヴン。

これから詳しくなっていこうかな、という方の為にも、コミックス第1巻をご紹介していきたいと思います。


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キヅナツキ
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Contents

▷「ギヴン1」-おすすめの理由-


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キヅナツキ
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BLを日頃から熟読されている方にも、BL初心者さんにもぜひお勧めしたい本作。

王道の高校生のお話に、バンド活動という強めのスパイスが振られることで、より複雑になり関係性に深みが出ます


高校生組 佐藤真(まふゆ)と上ノ山立(うえのやまりつか)、大学生大人組 (あきひこ)と中山(はるき)という、合わせて春夏秋冬の二組が登場


同時進行する二つのカップリングにより二度美味しい作品になってます。

どちらもなかなかシンプルにはいかずに拗れるので、面白いんですよね。

1組ずつご紹介します。


〇「ギヴン1」佐藤真冬上ノ山立夏


https://twitter.com/given_anime/status/1288761251187683328?s=20
『映画 ギヴン』公式|8月22日(土)公開

@given_anime


階段の踊り場でギターを抱えたまま寝る真冬。

そこに昼寝をしにきた上ノ山が鉢合わせるところから、彼らの出会いは動き出します。


佐藤真冬…ギターボーカル担当。天然男子。

基本的にほわっとしており会話が成立しているのかしていないのかわかりません。

彼のキョトン顔がいちいち可愛いです。

上ノ山にはポメラニアンに見えるらしく、たまに真冬の頭上にポメが出ています。

可愛らしい純粋さの裏に、過去に恋人を亡くしたという壮絶な経験があることで、稀に表情に陰りを見せます。

https://www.shinshokan.com/given-comic/CHARACTER.html


上ノ山立夏…ギター担当。上様系高校生男子。

なんというか悪く言えば自己中心的で自己判断に任せて突っ走る、よく言えば頼りにならなくもない。そんなリアルにいそうな男子です。

おそらく曲がったことが嫌い。真冬のことがどうしても放っておけない様子。

一筋縄ではいかない真冬に対して四苦八苦しつつも何とか頑張る。

https://www.shinshokan.com/given-comic/CHARACTER.html


●「ギヴン1」梶秋彦と中山春樹


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音楽専攻大学生の秋彦と、大学院生の春樹。

大人二人、という枠ですが、彼らも学生です。

何かとわけありな二人な模様。


梶秋彦…ドラム担当。ハーフで美形な口ピ短髪男。

大人びており二十歳には見えない。モテる。

天然タラシということで、上ノ山の姉(同大学在籍)の髪を何の気なしに 整えたりしてしまう。

春樹の二個下というがそうは思えないほど皆んなの頼れるお兄ちゃん。

https://www.shinshokan.com/given-comic/CHARACTER.html


中山春樹…ベース担当。長めの髪を縛ったりピンで留めたり。顎髭少々。

優しくて雰囲気が柔らかい。上ノ山が真冬にキレそうになるのを止めるなど、仲裁的な役割になりがち。

タラシ秋彦を見て、なんとも言えない歯がゆさを感じている模様。

秋彦へ片思いをしている……?

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続いて、真冬の過去や見所についてご紹介します。


▷「ギヴン1」-真冬の過去-


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「本当に、本当に好きな人がいたんだ」


かつて真冬には、心から愛した恋人がいました。

しかし彼は、自殺によりこの世を去ってしまいました。


第1巻冒頭でそのヒントとなるシーンがあります。

真冬が見上げる先に、天窓から首を吊った人物が一人。

この時真冬はギターを手に持ち、立ち尽くしていました。


そして真冬は今でもずっとギターを抱えて過ごしています。

上ノ山に聞かれても、誰のものであるかは伝えずに。


真冬が抱える悲しみや苦しみ、憎しみは、バンド、音楽を通してどのように表現されるのでしょうか。

ぜひ彼の感情の変化に注目してみてください。

▷「ギヴン1」-バンド演奏・シリアス・普段-


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キヅナツキ
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コミカルな雰囲気でデフォルトキャラになる場面も多くあるのですが、一度バンド演奏シーンとなると非常にスタイリッシュでかっこよくなります。

見開きページをふんだんに使った、臨場感のある素晴らしい演奏描写。


またシリアスな場面では、繊細に描かれた表情や背景が彼らの感情をより一層引き立てて、鮮明に読者へと伝わってきます。

絵も内容もメリハリのある作品なので、決して退屈することなくストーリーに引き込まれて読み進められるのではないでしょうか。


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感想(2件)

▷「ギヴン1」-真冬の歌-


キヅナツキ先生instagram


声にならない、叫び声――――。


中盤から出てくる真冬の歌声について、かなりキーとなってきます。

歌詞の無いラララ調なのに、なぜが心が揺さぶられる、力強くも儚い声が聞こえてくるよう。


当然曲にするにあたり、真冬は歌詞を書く必要に迫られます。

大好きだった人を亡くしたという自分の気持ちに未だ整理の付けられない真冬は、詞を書くことを拒否しますが……。

真冬の声にならない魂の叫びを、ぜひ紙面でご覧ください。

▷-大注目作品「ギヴン1」-


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キヅナツキ
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それぞれがひたむきに自分の気持ちへと向き合い、葛藤し、悩み、心を揉む

そんな姿を音楽を通して見ることができる本作


1巻のみでも十分に内容が濃いのでとても楽しめるかと思います。

続きが気になるという方は、2~6巻も各書店・通販にて絶賛発売中です。


現在様々な企画やグッズ展開が目白押しのギヴン。

そちらもぜひチェックしてみてください♪


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【感想】「ギヴン1」キヅナツキ” に1件のコメント

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